厚生常任委員会

3/11

昨日の府民厚生常任委員会のことを書いておかねばなりません。
昨日は、府の「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業の人員を基準等に関する条例一部改正の件」という長い条例案が共産党のみの反対で可決されました。

この条例案の最大の問題点は、精神病院の敷地内の建物をグループホームに転換できるようにすることであり、全国や府内で、障碍者差別禁止条約などの精神に反するもので、かつ、精神障害者を地域生活に移行していくためのこれまでの国や自治体の計画にも逆行するものだと、大きな反対の声があげられていたものです。
東京や神奈川県では、審議会の中で関係団体や当事者等の反対運動の中で、条例化はふさわしくないとされてきた経過も知りました。

それほど問題のあるものにも拘らず、京都府は、この条例案を全く関係団体や障害当事者・家族など府民に相談もなく、まして審議会にもあげず、いきなり府議会に提案したのです。

家族会など関係団体の皆さんは当然、驚き、憤り、悲しまれましたが、それでもあきらめきれない、せめて付帯決議が上げられないかと相談を頂き、早速、与党の委員長に家族会などのみなさんの強い思いを伝え、委員長の責任で、条例案が可決された際には、家族会の皆さん達の思いを汲んだ付帯決議が出すよう努力して欲しいと求めました。
委員長は、その方向で検討するとは言ってくれましたが、とうとうその通り、当日、条例案は共産党のみの反対で可決されましたが、その直後に附帯決議案が提案され、全会一致で可決されたのです。

もちろん、条例そのものは大問題ですが、「本条例の施行に当たっては、グループホームなど地域での生活の基盤を充分に整えるとともに、障害者の皆さんの意志を尊重し、安心して日常生活が送れることができる支援体制を構築するなど、適切な運用に努められたい」という附帯決議が全会一致で可決されたことは画期的なことであり、家族会などの皆さんにも喜んでいただけ、少しほっとしています。
ひき続き、これからもこの条例が実施されないようしっかり見ておかねばなりません。